脳卒中フォーラムin福岡

テーマ

「いわゆる片麻痺は治るのか?」第2部

 日 時 2018年4月15日(日) 9時〜16時30分

 会 場 くろつち福岡春日リハビリテーションクリニック

 定 員 20 名

     ※ 協力していただくクライアント様の人数に応じて、定員を増員いたします。

 会 費 30,000円

 参加条件 脳卒中フォーラムin福岡第1部参加者 または 基礎コース修了された方

 申込方法 下記、申し込みフォームよりお申し込みください。

 


<内 容>

 BiNI COMPLEX JAPAN史上,はじめての治療実習を行うセミナーです。

脳卒中後遺症でお悩みのクライアント様にご協力頂き,治療実習を行って参ります。

クライアント様1名に対して、4名の受講生がグループとなって治療を行います。

現在,2名のクライアント様が確定をしておりますが,5名の方にご協力頂く予定となっております。

簡単には体験できない史上初のセミナー。

早期終了が考えられますので,お早めにお申し込みください。


 

 1896年,バビンスキー博士がいわゆる錐体路障害を報告してから100年以上経過しています。その間,リハビリテーション治療はどれだけ変わってきたでしょうか?

日本にリハビリテーションが導入されてから50年が経過しているものの,今も脳卒中片麻痺の臨床像はその当時とほとんど変わっていないように感じます。つまり,今までの,既存のリハビリテーションでは片麻痺という臨床像を変えることが出来ないという事実に,謙虚に立ち向かわなければならない時がきているのではないでしょうか?

脳神経科学の発展に伴って,ニューロリハビリテーションの考え方は広がってきてはいるものの,標準的なリハビリテーション治療が追いついていないという感は否めず,実際のクライアントに汎化出来ていない状況が長く続いております。脳の解明は進んできましたが,いわゆる「麻痺」という状態に対して,どのように治療していいかがわからず,「頑張って手すりにつかまって立つ」ことや「頑張って杖をついて歩く」といったクライアントの随意性に頼らざるを得ない現在の状況では,片麻痺の臨床像を変えることは難しいと考えます。

 

脳卒中後遺症では,脊髄システムにまったく問題がないため,α運動ニューロンに対していかに加重をかけていけるかが大切です。治療用装具やロボットを積極的に活用してこれにせまる動きもあり成果も報告されつつありますが,全ての脳卒中後遺症者が高額な装具・機器の恩恵に預かれない現状は簡単には打破できないように思われます。

 

脳卒中フォーラムでは,最新の中枢神経系の機能代行メカニズムを踏まえ,「運動麻痺」を新たに捉えなおします。神経振動子を介在とする自己組織化理論を背景にした統合的運動生成概念をご提案し,その概念に基づくBiomechanics & Neuroscience Integrative ApproachBiNI Approach]をご紹介したいと思っております。実際の臨床場面や筋電計を用いた治療効果判定など,多くの方の発表もあります。非常に臨床に特化したフォーラムになりますので,たくさんの方々のお越しをお待ちしております。

 

統合的運動生成概念による未来への一石を投じ,波紋の共鳴をもってパラダイムシフトを敢行する

 


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