認定セラピストの浜谷美那子さんが『平成29年度 第41回青森県理学療法士学会』において『優秀賞(口述発表)』を受賞されました。
脳卒中症例に対する背臥位でのCOPオシレーションが歩行に与える影響を加速度センサーを用いて検証した研究です。

 

浜谷美那子さんは「脳卒中フォーラム2017」
においてもプレゼンを行いますのでご期待ください。


【履歴】

1982                        青森県八戸市生まれ

2001                        青森県立保健大学健康科学部理学療法学科入学

2005                        青森県立保健大学健康科学部理学療法学科卒業

2005                        医療法人千隆会岸原病院入職

2006                        医療法人千隆会岸原病院退職

2006                        医療法人清照会湊病院入職

2014                        医療法人清照会湊病院退職

2015                        メディカルコート八戸西病院入職

八戸BiNI Approach勉強会立ち上げ

現在にいたる

 

BiNIに出会ったきっかけ】

 東北地方を中心に様々なセミナーに参加するとともに、文献を参照しながら臨床に取り組んでいましたが、その中で、「アプローチ法はさまざま存在するが、人間の心身の適応の原理はアプローチ法の種類を問わず共通しているはずだ。それならば、その適応のメカニズムを統合的にまとめてリハビリテーションに関する知を構造化することで、より効果のある治療を行えるようになるのではないか」と考えるようになりました。そう考えはじめていたときに、偶然出会ったのがBiNIのセミナーです。「少し南に出てみよう」と思い参加したのが、始動したばかりのBiNIセミナーでした。

 きっかけは偶然でしたが、セミナーを受講することで、自らが思い描いていた「ヒトの適応の原理の解明」に関して最も確かな知識を与えてくれるセミナーであると確信し、長野県へ通う日々が始まりました。BiNIというフィールドは常にその知識・技術のアップデートを繰り返して変化し続けているために、ほぼすべてのコースに参加した今も、学ぶことは尽きません。

 

BiNI受講歴】

20124     本コース バイオメカニクスの基礎 in長野

20125     本コース 概念と運動器連結・左右特異性 in 長野

201211   本コース 神経システム・左右特異性 in山形

201212   本コース 触察とstabilityの治療 in長野

201212   本コース 誘導と動作における統合 in長野

20123     本コース 動作分析手法 in山形

20123     本コース 触察とmobilityの治療 in山形

201311   GROWING in長野

20145         アメリカ足病医学バイオメカニクスに基づくオーソティックを用いた運動生成アプローチScene1 in長野

20145     BiNIの原理に基づく脊柱の評価と感覚入力 in長野

20147     FLOWERING

201410   眼球運動・視覚と運動生成

201412   足部テクニック in長野

201412   相同性を用いた足部・手部へのアプローチ in長野

20151         アメリカ足病医学バイオメカニクスに基づくオーソティックを用いた運動生成アプローチScene2

20153     脳卒中実践編 in埼玉

20153     膝OA実践編 in埼玉

20155     足底板を使用した運動生成アプローチ

20156     BiNI WAVE SYSTEM

20157     脳卒中実践編 in山形

20159     BiNIの原理に基づく肩関節の評価と感覚入力

201512   症例を通したBiNI Approachの概要と動作分析 in福島

20161     アシスタント認定試験

 

【これからの抱負】

 ヒトがどのように自らの身体や置かれた環境・社会に適応し運動や心理を生成するのか、その原理に関しては、物理学でいう「統一理論」のように、リハビリテーションの方法論を問わずに適用されるメカニズムがあるものと考えています。今後も様々な知見や臨床的経験に基づいて、「運動の成り立ちとは何か」「こころの成り立ちとは何か」を解き明かす努力をすることで、治療をより確かで効果的なものとし、クライアントの期待に応えられるセラピストでありたいと思います。また、その知識を平易にまとめて八戸地域を中心に発信していくことで、地域でリハビリテーションに携わる方々に貢献していきたいと考えています。